経営者は社員に対して、自社の「経営理念」をもっと伝えるべき!
民間企業だと殆どの企業が各々の内容で掲げていると思われる「経営理念」についてですが、経営活動としては最重要事項の位置づけとなります。
経営活動の構成をピラミッド型で表現した場合、最上位から
経営理念→経営ビジョン→戦略(企業・事業・機能」)→経営計画→実行
となり、上位から下位に落とし込んで行く事になります。
しかし、今まで所属してきた企業で「経営理念」なんて気にした事は正直ありませんでした。
社長室や役員室の壁に額物に入った「経営理念」か飾られていて、それを目にしても「ふ~ん」と思う程度で気に留める事はなかったように思います。
しかし、言っちゃ~なんですが、それもそのはずです!
私が所属したどの会社でも、「うちの経営理念はこれです!」みたいな説明をわざわざされる事もありませんでしたし、そもそも「経営理念」を掲げている理由を明確に説明された経験もありませんでした。
※従業員50名程~1000名以上までの企業を経験してきました
多少触れられる事があったとしたら、半期や4半期などの業績発表の場などで多少触れる程度だったと記憶しています。
しかし、この「経営理念」には、企業を運営していく上で結構重要な役割があります。
それは、社員が仕事上で何かを判断する場合の判断基準になるというものです。
これって働いている社員側にとっても結構重要な内容じゃありませんか?
「とっても」とした意味ですが、この「経営理念」は社長もしくは経営陣が会社に込めた思いを具現化している内容であるはずで、当然、社長以下経営陣にとっても非常に重要な志のようなもののはずなんです。
私の場合は、中小企業診断士を目指し「企業経営理論」の学習始めたことで気が付いたわけですが、全く気付かず、気にも留めずに業務に従事している社員は多いと思います。
ですので、社長や経営陣は「経営理念」についてもっと発信していくべきだと思います。
勿論「経営理念」の内容だけではなく、「なぜ必要なのか?」を分かってもらえるような表現、発信方法が必要になってくるでしょう。
例えば、「経営理念とは云々~なので、うちの会社の理念は云々~」と話すだけではなく、「判断を迷ったときに、経営理念を思い出して判断して欲しい」などと伝えると頭に残る可能性が高いと思います。
※もちろん、「経営理念」は社員にとってもポジティブに考えられるような内容である事は当然です。
伝え方は様々だと思いますが、経営者の熱い思いを伝える機会を増やしてみては如何でしょうか?
投稿者プロフィール
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物流系基幹システム開発、製造業社内SEを経験後、士業法人で社内SE兼マーケティング業務を担当。経営者の考えを知り、業務改善に有効となる提案を提示できるよう、日々精進中です。
【保有資格】
ITコーディネーター/上級ウェブ解析士/上級SNSマネージャー/デジタル庁 デジタル推進委員
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